整理と振り分け : メールボックスとフォルダ
    「メールボックス」と「フォルダ」は、見かけ上、同じように見えます。どのように使い分けるかを、以下で詳しく説明します。

    ・アイコンが違います
    「メールボックス」と「フォルダ」は、Topウインドウなどのアイコン表示のウインドウで、アイコンが異なります。デフォルトのアイコンの場合、封筒が張り付いたフォルダの形をしているのが「メールボックス」で、Mac OSと同じようなフォルダの形をしているのが「フォルダ」です。

    ・Eudora互換の階層が「メールボックス」
    以下では、話を分かりやすくするために、ARENAでいうところの「メールボックス」と「フォルダ」を、ひっくるめて「階層」と言うことにします。

    まず、Eudora互換の階層を「メールボックス」と呼んでいます。メールのデータ本体はすべて1つのファイルに書き込まれ、さらにこれの目次ファイル(TOCファイル)が作られ、計2ファイルによってメールを保管します。この保管方法は、たくさんのメール(100通以上)を保存するのに適しています。

    メールボックスでは、メールを移動、削除しても、メールの内容はファイルに残っています。メールボックスを圧縮することにより、余計なメールを取り除くことができます。

    ・ARENA独自の「フォルダ」
    次に、フォルダとは、ARENA独自仕様の階層です。メールは1ファイルごとに小分けにされて保存されます。削除されると、メールのファイル自体が消去されるわけです。したがって、圧縮は必要ありません(行おうとすると、警告が出ます)。

    フォルダは主に、メールボックスを入れて整理するために利用されるほか、少量のメール(100通以下)を保管するためにも利用できます。

    ・メールボックスとフォルダの使い分け
    メールボックスは、通常のメールボックスに、つまりメールをたくさん保管したい階層に利用してください。

    フォルダは、下層にメールボックスを作りたいとき、つまり中間階層を作りたいときに利用してください。または、メールの数があまり多くなく、頻繁にメールの移動や削除が行われる階層には、フォルダの方が向いているでしょう。

    ■ARENA標準のメールボックスでは
    参考までに、ARENA起動時に作られる標準のメールボックスは

    ・Inbox、SentMailがメールボックス
    (一般にこれらにはメールがたくさんたまるため)
    ・Outbox、Drafts、Trashがフォルダ
    (メールが頻繁に出入りするため)

    という構成になっています。


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